
こんにちは、インストラクターのSachieです。
久々にヨガネタを一つ。
皆さんは、「バンダ」ってご存じですか??ヨガでたまに出てくる言葉で、私のレッスンでも、ヨガに慣れてきた生徒さんには教えるようにしています。
ブログを書くにあたり、改めて検索して「バンダ」を調べてみると、、、
「東南アジアを中心として中国南部~オーストラリアにおよそ60種が分布するランの仲間です」
へえ~、こんなきれいな花があるんですねえ☆
いや、そうじゃなくて。
ヨガの「バンダ」とは、もともとサンスクリット語で「締める」という意味で、そのまま、身体の一部をぎゅっと締めるヨガの体の使い方のことです。
ヨガを習いたての時は、おそらく皆さん、見た目から入る。
アサナの形で手の位置はここで、足の位置はここで、角度はこんなんで、、、と。
最初はそれで良いのですが、少し慣れてくると、ポーズをキープしているあいだに、身体の中にエネルギーの流れを作り続けることが大切なことがわかってきます。このエネルギーの流れを滞らせないために、例えば立位では足をぐっとマットを押し続けていたり、一番基本的なことでいえば、呼吸の流れを滞らせない(止めない)でおいたり。
ただこれらは、身体の中で行っていることなので、見た目ではわかりにくい=インストラクターはデモンストレーションで見せづらい。よって、言葉のインストラクションで伝えていくことが重要になります。
バンダは、デモンストレーションで見せづらい代表選手です。
バンダには、いくつか種類があるのですが、私がいつもレッスンで良くお伝えするのは「ムーラバンダ」。会陰の引き上げです。
これがムーラバンダをいれてない状態。
そしてこれが、ムーラバンダをいれている状態。
そう、見た目にはほぼなんもかわりませ~ん。
でもこのポーズでバンダを入れるのと入れないのでは、腰にかかる負担はもちろん、上半身の引き上げ具合がまったくかわります。
天下のヨガジャーナルのご説明を拝借すると↓
「まず骨盤底部を支えている”三脚”を意識する。尾骨と、左右の大腿骨頭の三つの骨だ。尾骨を床に向かって伸ばすように引き下げ、大腿骨頭も同様に床のほうに沈ませていくイメージをする。下腹部をやわらかく保ちながら、これらの骨の動きを行うと、意識して努力をしなくても自然に会陰が体の内側に引き上げられる。この動きが脊椎に伝わり、その結果、上半身全体が頭頂部に向かって引き上げられる。」
なんてわかりやすい説明!!
と思ったあなたはすばらしい。
ヨガでは、見た目より、見た目にはわからないけど、身体の中で何を行っているか、のほうが、よっぽど重要、と少なくとも私は思っています。今回触れている「バンダ」は、最初は股関節にも一緒に力が入りがちなので、苦手意識を持つ人も少なくないようですが、うまくできるようになると、体幹が整い、バランスが整い、アサナの習熟度も高くなります。骨盤底筋を鍛えることにもなるので、女性にはうれしいことばかり。
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