2018.04.09
スタッフブログ
木のポーズは、「故郷の親御さん」がいると安定する!
こんにちは、ヨガインストラクターのSachieです。
私のクラスでは毎月テーマを決めてクラスを開催しています。
4月のテーマは「集中力を高めるヨガ」。集中力を高めるヨガのアサナ(ポーズ)といえば?そう!バランスポーズですね。バランスポーズは、当然、みなさんバランスをとろうと頑張るので、身体のどこを力を抜いて、どこに力を入れて、どこに集中すればバランスがとれるか、ググっと意識が自分のカラダに向かいます。そう、集中するんです。
ヨガのクラスに来る前は、バタバタとお家を出てきた人も、ヨガのクラスが終わったあとはバタバタと用事や仕事がある人も、クラスをやっている1時間15分は、しっかりと自分と向き合う時間を作ってもらいます。そうすることで、次の用事への、明日への活力となっていきます。また、毎日でも毎週でも継続して練習することで、だんだんとバランスをとるコツをカラダがつかんでいきます。
ここで一つ、代表的なバランスポーズ「木のポーズ(ヴリクシャ・アーサナ)」をご紹介。
木のポーズは、こんなポーズ↓

上げた足の股関節を十分に開き、恥骨をしっかりと前に出す、軸足はしっかりとマットを押してあげる、目線は1点集中!が、バランスをとるポイントです。(ポイントが多すぎ!?)
私のクラスでは、はじめはまず壁を使ってこのポーズをとってもらっています。バランスを崩しても、さっと片手で壁をタッチすれば、大きくバランスを崩すことはありません。面白いのが、ここから。バランスポーズがいまいち安定しないなあ、と感じている生徒さんでも、壁のそばでこの木のポーズをとると、あら不思議、手を壁から離しても、結構安定するんです。そして今度は壁のないところでトライすると、やっぱり少しぐらついてしまう。。。「壁に頼ってないのに、壁がそばにあるだけで安定する」。面白いと思いませんか?これって心が大きく作用しているんです。壁がそばにある=いつでも頼れるという「安心感」が、自立を促しているんです。無意識的に。
これって故郷の親御さんに似てると思いませんか!?(笑)成人した子供が故郷を離れて自立する。最初は不安定だけど、故郷に帰ればいつでも自分を暖かく迎えてサポートしてくれる親御さんがいる、と無意識的にでも思うと、その安心感で自立が促される。ちょっと飛躍しすぎでしょうか???
ヨガのポーズは、しっかりと丁寧に自分のカラダとココロに集中しながら行っていけば、このように心と身体が連動することをしっかりと教えてくれます。そうすると、ヨガの面白さがぐぐっと深まります。私のクラスでは、この心との連動、自分自身をみつめること、を大事にしてクラスを開催しています。ぜひ、そんな「ヨガの醍醐味」を味わいにいらしてください♪