健康ってなんだ?

「石垣英俊の東洋医学と健康よもやま話」というタイトルではありますが

私が日々考えていることや伝えたいこと、知ってほしいことなどを

つづっていきたいと思います。

 

さて、今回のお題は

「健康ってなんだ?」です。

 

「健康」という言葉について

みなさんは考えたこと、ありますか?

 

私は職業柄ということもありますが

いつもこの「健康」ということに、

さまざまなモノゴトを重ねながら考えてしまう

クセがついてしまっています。

 

ニュースに取りざたされる痛ましい事件。

考え出すときりがないのですが

親族の方やご友人、現場にいた方々の気もちを思うと胸が本当に苦しくなります。

 

事件や事故の多くが

その時では、防ぎようがないことばかりです。

 

そして、全てではないにしても

多くの事件や事故には

「不健康」というものがついてまわっているように思います。

 

誤解しないようにお伝えすると

きわめて健康な方が、事件や事故に巻き込まれることは多々あります。

だからこそ、そういったことが起こらないように、

繰り返さない為にどうしたらいいのかと

考えている人も多いと思うのです。

 

「健康」という言葉を

WHO(世界保健機関)ではこのように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、

すべてが満たされた状態にあることをいいます (日本WHO協会訳)

以下(日本WHO協会)WEB参照

http://www.japan-who.or.jp/commodity/kenko.html

 

どうでしょう?

短い文章の中によくまとまっているなぁと、私は思います。

ただ

すべてが満たされた状態、となると

受け取り方によるのかもしれませんが

健康な人は限りなく少ないのかな、という印象を持つ方もいるかもしれませんね。

 

東洋医学(中国医学)で「健康」というものを考えた場合

陰と陽のバランスがとれた状態、と考えます。

 

しかし、それではちょっとわかりづらいので

もう少し噛み砕くと

主に心と内臓(五臓六腑)の働きに調和がとれていて

かつ外部環境である気象(天気)や対人においても

バランスをとりながらコントロール(意識的にも無意識的にも)できる

 

このような状態を「健康」であると考えます。

 

いかに健康でいられるかということに関して

もちろん遺伝的な要素はとても重要なことですが

自然環境や人間関係、つまり環境要因もまた

「健康に」大きな影響を及ぼすのです。

 

さて、何を伝えたいのかといいますと

東洋医学の真骨頂は「予防」です。

 

みなさんは

未病先防(みびょうせんぼう)という言葉をご存知でしょうか?

病気になる前の段階、

つまりちょっとした不調や、気づかないけれど体になんかしらのシグナルがあらわれている段階で

心身のバランスを整え病気になるのを防ぐ。

これが東洋医学の醍醐味とも言えるでしょう。

 

既病防変という言葉もありますが、こちらはまた今度あらためて。

 

病気になってからでは、なかなか治りにくかったり

取り返しのつかないことも多くあります。

だからそうなる前になんとかしたいわけで・・・

 

そのためには

自分や人の状態や変化に気づかなければいけません

痛みや不調に悩まされている方の中には

「急に、特にこれといった原因もなく症状が起こった。」

とおっしゃる方もいます。

 

確かに、そういったこともあるでしょう。

遺伝子の問題や感染症など

避けられないこともあるものです。

 

しかし一方で

東洋医学の観点でみると、

原因不明と思われるようなことにも

原因が見いだせることもあるのです。

 

つまり、早い段階で対処できさえすれば

重篤な状態に至らずに治癒するか

または発病しないのです。

 

そしてこのような考え方は

何も病気だけに言えることではありません。

 

仕事や家庭の問題をはじめ、

世の中に起きている事件や事故においても

同じことが言えるのではないかと

私は思います。

 

職場や家庭、社会全体の「健康」のために

東洋医学の未病先防という概念が必要なのです。

 

さて、

昔の中国の故事に

上医は国を治す

中医は人を治す

下医は病を治す

というものがあります。

 

14年ほど前につづっていたブログは

「健康ってなんだ」というタイトルでした。

久々にそのブログを読んでみると

今日と全く同じような内容を投稿していることに驚きます。

進歩がないなぁと思いつつも、変わらないことを思い続けている自分も可笑しく

やはり伝えたいのはココなんだなぁと実感します。

医師でもない、政治家でもない私ではありますが

志だけは上医のように高く、

まずは自分の身の回りの大切な人や、

つながりのある方が健康でいられるように努めていきたいと思います。

新しいピラティスの教科書(著者:石部美樹)の出版記念パーティにて

インストラクター&セラピスト合同でNEWバージョンの背骨Tシャツを着て、写真撮影♪

 

 

 

 

 

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